墓石について
お墓の石・工事について
良いお墓は見た目だけでは判断できません。「希少価値がある」、「石の色目がきれい」などの主観的な観点だけでは、その石の品質はわかりません。「品質」に焦点をあて、客観的に良い石を判断することが大切です。
ズバリ良い石の条件とは「風化に強い石」です。その要件を満たす条件は3つです。
この条件は数値で測ることができます。
硬い石か → 耐圧強度(硬度)が高いほど耐久性に優れている
光沢はあるか → 光沢度が高いほど水分を弾きやすい
岩石の成分は密か → 成分が密なほど水分の吸収率が低い
今、日本全国で建てられているお墓の8割以上が外国産の石を使用しています。
主には中国・インド・南アフリカ・ヨーロッパ諸国の石が使われています。
日本でも現在も石は採掘されていますが、日本の国土(面積)や環境への配慮をみると、今後も資源が限られてくることが予想されます。お墓に良い石は見た目や産地では判断できません。お墓に適した石とは「風化に強い石」といえるでしょう。風化に強い石とは硬く、成分が密で、光沢がある石です。この3つの条件は、それぞれ数値で測ることができます。一定の基準値を超えた石がお墓に使用できる最適な石といえます。
墓石工事には建築基準法のような法律、法令が存在しないため、墓石店独自の基準や実績での工事、工法になっているのが現状です。そのため、工事内容の契約トラブルも絶えないようです。
長野県は寒冷地であるため、冬の寒さに耐えうる基礎工法でなくてはなりません。
また、最近では大きな地震も発生しています。大切なご先祖様のお家を守るためには、安心、納得のいく工事内容であることを確認しましょう。
ご法要などの都合で、どうしても冬場に工事をしなくはいけない場合もあります。
特に、長野県の場合は寒冷地ということで皆さんご心配になると思います。冬期工事のポイントは、凍み上がりに対する対策とコンクリートの管理などです。工事を始める前から敷地には養生をします。コンクリートは配合や防凍剤などを使用して外気温がマイナス10℃前後になっても対応できるものを使用します。コンクリートを打った後も養生をし、場合によっては練炭なども使用します。
また、墓石店でも長期保証を約束しているところは、冬場の工事でも大丈夫という自信があるからこそできることだと思います。